stream_filter_append

(PHP 4 >= 4.3.0, PHP 5)

stream_filter_append -- ストリームにフィルタを付加する

説明

bool stream_filter_append ( resource stream, string filtername [, int read_write [, mixed params]] )

filtername で指定されたフィルタを、 stream に付加されているフィルタのリストに加えます。 このフィルタは、指定された params と共に、 リストの末尾に追加され、ストリームに対する操作の中で最後に呼び出されます。 フィルタをリストの先頭に加えたいときは、stream_filter_prepend() を使ってください。

デフォルトでは、 stream_filter_append() は ストリームが読み込み用に開かれている場合は (つまり、オープンモードが r あるいは + を伴う場合は)、 フィルタを リードフィルタチェイン に追加し、 ストリームが書き出し用に開かれている場合は(つまり、オープンモードが waか、あるいは+ を伴う場合は)、 ライトフィルターチェィンにも追加します。 STREAM_FILTER_READSTREAM_FILTER_WRITESTREAM_FILTER_ALLread_writeパラメータに渡すことで、この挙動を変えることができます。

例 1. Controlling where filters are applied

<?php
/* ファイルを読み書き用に開く */
$fp = fopen("test.txt","rw");

/* ROT13 フィルタをライトフィルタチェインに付加する。
* リードフィルタチェインには付加しない。*/
stream_filter_append($fp, "string.rot13", STREAM_FILTER_WRITE);

/* 単純な文字列をファイルに書き出す。
* この文字列には、出口で ROT13 変換が適用される。
*/
fwrite($fp, "This is a test\n");

/* ファイルの最初に戻る */
rewind($fp);

/* 書き出した内容を読み戻す。
* もし、フィルタがリードフィルタチェインにも
* 付加されていれば、再び読み出し時に ROT13 が適用され、
* テキストは元の状態に戻るはず。 */
fpassthru($fp);

fclose($fp);

/* 期待される出力
   ---------------

Guvf vf n grfg

*/
?>

カスタム(ユーザ)フィルタを使うには: カスタムフィルタを filtername に指定するためには、 まず stream_filter_register() 関数でそれを登録しておく 必要があります。

stream_filter_register(), stream_filter_prepend() も参照ください。